沖縄エリアの特徴

おきでんグループの事業環境

沖縄県は、東西1,000km、南北400kmにおよぶ広大な海域に点在する大小さまざまな島で構成される島しょ県です。
当社は、沖縄本島を含む38の有人離島に電力を供給しており、他エリアとの送電線の連系がなく社単独の11の独立した電力系統となっている等の特徴があります。

沖縄エリアの特徴

1. 県経済

今後も需要の増加が期待されます
イラスト 県経済
  • 沖縄県経済をけん引する観光業の伸び (コロナ禍からの回復) や、アジアの中心に位置する地理的特性など、経済成長の優位性・潜在力があります。
  • これらの優位性・潜在力を生かして、観光等の各種産業、基地返還跡地の利用などの振興策が進められています。

2. 需要ウェイト 民生用>産業用

景気の影響を受けにくい需要構造です
イラスト 需要ウェイト 民生用>産業用
  • 工場等の産業用需要と比較して、一般のご家庭やホテル等の民生用需要のウエイトが大きい需要構造です。

3. 都市開発

エネルギーの販売拡大に繋げていきます
イラスト 都市開発
  • 基地返還跡地の都市開発に積極的に関わり、エネルギーを面的に供給していきます。

4. 地理や地形

化石燃料に頼らざるを得ませんが、石炭火力における木質バイオマス混焼や、モーター発電機を導入する等、新たな試みに果敢に挑戦しています
イラスト 木質バイオマス混焼 イラスト モーター発電機
  • 地形的に水力の開発が困難です。
  • 需要規模が小さいため原子力の開発が困難です。
  • 狭小な県土のため太陽光発電設備を設置できる土地が限られています。
  • 台風常襲地のため、大型の風力発電設備 (500kW以上) は高強度の設備とする必要があります。

5. 小規模単独系統

化石燃料に頼らざるを得ませんが、石炭火力における木質バイオマス混焼や、モーター発電機を導入する等、新たな試みに果敢に挑戦しています
イラスト 小規模単独系統
  • 他エリアの電力系統と繋がっていないため、広域融通の枠外となっています。そのため、高い供給予備力を確保する必要があります。

6. 島しょ性

再生可能エネルギーの導入による燃料消費量の低減や廃油の有効利用等、収支の改善に取り組んでいます
  • 広大な海域に島が点在しており、供給コストの高い離島を多く抱えていますが、さまざまな工夫によりユニーサルサービスの維持に努めています。