ブレーカーの操作方法



- ①まずは分電盤にある漏電遮断器や安全ブレーカーを確認しましょう。

- ②漏電遮断器が切れていないか確認しましょう。

- ③漏電遮断器が切れていたら、一度すべての安全ブレーカーを「切」にしましょう。

- ④次に漏電遮断器のスイッチを「入」にし、安全ブレーカーを順にひとつひとつ「入」にしていきましょう。

- ⑤④の操作後すぐに漏電遮断器が切れたら、その安全ブレーカーを「切」のまま、もう一度漏電遮断器をいれましょう。

- ⑥残りの安全ブレーカーを「入」にしましょう。これで不良回路以外は使用することができます。
- ※安全ブレーカーを入れた途端に漏電遮断器が切れれば、その安全ブレーカーの回路が不良ですからその回路の配線か、電気器具が不良で漏電していることになります。配線の場合は、早急に電気工事店に修理の手配をしてください。また、器具の故障の場合には、ご利用しないで修理などをなさってください。

ブレーカーとご家庭の配線について

安全ブレーカー
やくわり
安全ブレーカーに容量以上(およそ20アンペア)の電流が流れた場合に安全ブレーカーが「切」になります。
1つの回路に消費電力の大きい電気器具を複数接続するとその回路の安全ブレーカーが切れることになります。
また短絡(ショート)した場合も、屋内配線に大電流が流れますので安全ブレーカーが「切」になります。
大電流が屋内配線に流れることにより発熱し、火災等へ繋がる可能性がありますので、それを防ぐ役割を果たします。
安全ブレーカーが動作したら

安全ブレーカーの容量以下になるよう電気器具を使用してください。
その後安全ブレーカーを「入」にして下さい。
それでも安全ブレーカーが「切」になる場合は、使用する電気器具を少なくして下さい。
それでも安全ブレーカーが「切」になる場合は、短絡(ショート)している可能性がございますので沖縄電力までご連絡ください。
例
消費電力が600Wの掃除機、800Wのホットカーペット、1400Wのホットプレートを容量が20Aの安全ブレーカーの回路に接続し使用すると消費電力は2800Wですので、回路に流れる電流は約28アンペアとなり安全ブレーカーは切れます。
その際はホットプレートの使用を控える(600+800=1400W)などして安全ブレーカーの容量以下になるようにして下さい。
漏電遮断器
やくわり
屋内配線もしくはそれに接続された電気器具の絶縁状態が不良になり漏電が発生するとブレーカーがそれを検知し「切」になります。
その状態のまま電気を使用されますと、感電や火災の恐れがありますので調査、改修もしくは修理が必要となります。
漏電遮断器が動作したら

屋内配線からの漏電、もしくは漏電している電気器具を使用すると漏電遮断器が「切」になります。
漏電している回路の安全ブレーカーを「切」にするか、漏電している電気器具をコンセントから外すことで漏電遮断器を「入」にすることが可能となり、停電が解消されます。
屋内配線からの漏電の場合はお近くの電気工事店か電気設備保守センターへ改修をご依頼ください。
電気器具からの漏電の場合は家電販売店へご依頼ください。
例
図の1階寝室エアコンに漏電があった場合
- 漏電を検知し、漏電遮断器が「切」になります。
- 分電盤の蓋を開きます。そして全ての安全ブレーカーを「切」にします。
- 漏電表示ボタン(黄色)を押し込み、漏電遮断器のスイッチを「入」にします。
- ひとつずつ安全ブレーカーを「入」にします。上段の安全ブレーカーは3つ(電灯、コンセント、エアコン)まで「入」になりました。
- その後、上段の左から4番目の安全ブレーカー(エアコン)を「入」にした途端、漏電遮断器が「切」になり、漏電表示ボタンが飛び出します。
- この漏電遮断器が「切」となるきっかけとなった、安全ブレーカー(エアコン)を「切」にして、再度上記3の操作を行います。
- その後、下段の安全ブレーカーを4つ(電灯、コンセント、エアコン、予備)を「入」にします。
- これで漏電回路以外は電気の使用が可能になりました。