管路・洞道利用のご案内
管路・洞道のご利用に関する基本的な考え方
- (1)ご利用いただくにあたって
- 管路・洞道(以下「管路等」といいます)は、お客さまのもとへ電気を運ぶための重要な設備で、行政や地域のみなさまのご理解を得て、道路下に施設されています。
この管路等は、限られた設備であるため、公共性の高い電気通信事業者あるいはCATV事業者の方々に限定して、電力供給に支障のない範囲でご利用いただけます。 - (2)管路等への敷設ケーブル
- 管路等には、電力ケーブル(送電線等)が敷設されているため、隣接した空き管路等の中に敷設される通信ケーブルは、光ファイバケーブルに限定させていただきます。
管路等利用料
ご利用いただく対象設備を新たに構築した場合に係わるコストを基に算定します。 算定式は次のとおりです。
利用料(年額)=年経費×占有率
*年経費には、保守運営費、減価償却費、税金などがあります。
具体的な利用料については、個々に異なることから個別に算定いたしますが、概ね900~2,800円/m・年・条 程度となります。
管路等をご利用いただくために必要となる作業には、調査、設備工事、保守等がありますが、それに伴う費用は、すべてご利用者の負担となります。
設備工事および保守
ケーブル敷設工事および保守管理は、電力設備のセキュリティ、人身安全の確保のため、当社の指定工事会社が実施することを原則といたします。
設備の改修および移設等
管路等をご利用いただくにあたり電力設備の改修が必要となる場合の工事費用は、すべてご利用者の負担となります。
また、当社または第三者が原因で、ご利用いただいている管路等を移設・撤去する場合は、事前の通知により、ご利用者の負担で、共同収容している設備を移設・撤去していただきます。
ご利用期間
管路等のご利用期間は、契約締結日から5年間を標準といたします。
なお、契約締結後に予期できなかった事情等により、電気事業を遂行する上でご利用中の管路等が必要不可欠と判断される場合は、予告期間をおいて契約を解除する場合がございます。
ご利用条件
(1)双方のケーブル損傷防止を図るため、インナーパイプ(防護管)に収容することを原則といたします。
(2)次の場合については、管路等のご利用をお断りいたします。
- 利用を希望する区間に空きがない場合
- 当社が5年以内にその設備を全て使用する予定であり、そのことが設備計画において明示されている場合
- 大幅な改修または移転の計画があり、そのことが5年以内の期間に係わる設備計画において明示されている場合
- 当社の技術基準に適合せず、建設若しくは保守において困難がある場合
- 過去に管路等の利用に関する契約が現に履行されなかったことがある場合、または重大な不履行若しくは救済不能の不履行が発生するおそれが強い場合
- 設備関係法令等の条件を満足しない場合や道路占用許可の取得が困難な場合、またはそのおそれが強い場合
- 当社の事業遂行に支障がある場合、またはそのおそれが強い場合
申込みからご利用まで
(1)事前調査
管路等が実際にご利用可能であるかどうかを調査する必要があるため、以下の必要事項を記載した調査申込書を提出していただきます。
- 利用目的
- 利用を希望される区間(地図等の添付をお願いします)
- 敷設する設備の概要(ケーブル外径・心線数など)
- 利用開始希望時期と利用希望期間
- その他考慮すべき事項
調査に要する費用は、管路等の空きスペース状況確認、報告書作成などに必要な人件費をもとに計算し、ご利用者に負担していただきます。
調査申込みを受付けてから約2ケ月以内に、希望される区間の管路等のご利用の可否、可能なルート等を調査費用をお支払いされた後、ご利用者に回答いたします。
(2)ケーブル敷設工事
利用申込みは、調査結果の回答後、3カ月以内に申し込んでいただきます。そして、お客さまの道路占用許可の確認後、ケーブル敷設工事を実施していただきます。
調査申込みから使用開始(ケーブル敷設工事の着工)までの期間は、約4ケ月程度です。ただし、ご利用者が準備するケーブル資材等の調達期間、道路占用許可を取得するための期間は除きます。
(3)ご利用の際の契約等
ご利用申込み受付後、最初のご利用時のみ、基本的事項を定めた基本契約を締結していただき、ケーブル敷設工事完了後にご利用区間の個別契約を締結していただきます。
お問い合わせ窓口
担当部門 | 沖縄電力株式会社 送配電本部電力流通部 電力通信グループ |
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所在地 | 〒901-2602 沖縄県浦添市牧港五丁目2番1号 |
電話番号 | 098-877-2341(内線4170) |
FAX | 098-875-2236 |
受付時間 | 8:30~17:00 ただし土・日曜・祝日は除く |