「ひかりの風景」デジタル写真コンテスト
多くの皆さまにご好評いただいた「おきでんイルミネーション大賞」のコンセプトをさらに発展させ、より多くの県民の皆さまに「電気のひかり」が持つ“あたたかさ”や“華やかさ”、“安心感”などに触れていただけるよう、どなたでもお気軽にご参加いただける、おきでん「ひかりの風景」デジタル写真コンテストを創設しました。
お知らせ
第14回おきでん「ひかりの風景」デジタル写真コンテスト入賞作品を発表!応募総数1,427作品の中から、以下の40作品が入賞作品に選ばれました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
大賞
優秀賞
一般部門
「暮らし」
「夜景」
「沖縄」
ジュニア部門
奨励賞
一般部門
「暮らし」
「夜景」
「沖縄」
ジュニア部門
特別賞
一般部門
「暮らし」
「夜景」
「沖縄」
ジュニア部門
審査委員講評

- 【大城 信吉 審査委員長】
- コロナウイルス感染症は「まん延防止対策」と「経済対策」を繰り返し、2ヵ年余りが経過し、経済活動、社会活動や文化活動が疲弊し、1日も早くコロナウイルス感染症が終息することを願って止みません。
おきでん「ひかりの風景」デジタル写真コンテストは、第14回目を迎え1,400点余りの応募があり、改めて写真が生活と密着していることを感じました。
今年は、事務局のご配慮で入賞者数が大幅に増え40点が入賞しましたが、県内の写真公募展と比較すると圧倒的に応募点数が多く、入賞率が3%未満と競争が厳しい写真コンテストとなっています。
審査は感染症対策を行い、写真観の異なる4名の審査委員がテーマごとに厳正に互選しました。
今年はテーマ「暮らし」の応募作品に秀作が多く写真技術の向上が見受けられました。少子高齢化が進む中で、新生児の写真、家族の記録写真の応募が多かった印象です。記録写真は単なる記録ではなく、しぐさや光の状況、背景、構図に気を付けてシャッターチャンスを逃さずに撮ると後々まで記憶に残る写真になると思います。
コロナ禍で写真活動も制約が続きますが、家族写真、庭撮り、密を避けた行動等の中にも被写体は豊富にあります。

- 【新里 義和 審査委員】
- いまだに光が見えないコロナ禍の中、おきでん「ひかりの風景」デジタル写真コンテストは今年も1,427作品と多数の応募がありました。全体的に外出自粛のためかイルミネーションなどの屋外イベント写真が例年より少なくなった感があり、逆に「暮らし」部門では、お家時間を楽しむ写真が増えました。
審査する側から見るとイベント的なイルミネーションの写真は毎年同じような画角で似たような写真が数多く並び平凡に感じます。逆に、平凡と感じる我が家の写真は他者から見るととても新鮮なのです。
今年はコロナ禍で数多くの普通の日常が並びました。どれもとても新鮮でそれぞれの家族の日常は一コマ一コマが掛け替えのない特別な一瞬であることに気付かされます。そんな中大賞に選ばれたのは一般「暮らし」部門から渡名喜房乃さんの「障子アート」。子供の落書きにお父さんも加わって真剣さが伝わって来るのが良いですね。
他にも気になる写真が多数あった今回の審査でしたが、一点だけあげると「沖縄」部門、照屋恵太さんの「地域に再びエイサーが」の絶妙なシャッターチャンスが秀逸でした。写真家の木村伊兵衛は次のように語っています。
「写真っていうのはねぇ。いい被写体が来たっ、て思ってからカメラ向けたらもう遅いんですよ。その場の空気に自分が溶け込めば、二、三秒前に来るのがわかるんですよ。その二、三秒のあいだに絞りと、シャッタースピード、距離なんかを合わせておくんです。それで撮るんですよ。」

- 【友寄 東 審査委員】
- あかりには太陽、月、星などの自然のあかりのほか、人が技術で生み出し生活を変えた「でんきのあかり」があります。現在のように「でんきのあかり」が灯るまでは不便な夜を過ごしていたと聞いています。
夜を安心して安全に暮らせるのも「でんきのあかり」があってこそです。 「でんきのあかり」は家庭の中で家族との語らいや様々な場面で使用され、私たちの暮らしの中にはなくてはならないものとなっています。
今回も「でんきのあかり」に映し出された、風景、暮らしを切り取った作品1,427点の応募があったと事務局から報告を受けています。スマートフォンの普及などにより多くの方にとって写真を撮ることが身近になり、シャッターチャンスを逃すことなく写真を撮ることができるようになったこと、回を重ねるごとに同コンテストが広く認知されてきている結果ではないでしょうか。
今回も応募作品のどれもがレベルが高く、応募テーマをうまく切り取り撮影者の気持ちや意図が伝わる作品ばかりで悩み多き審査でした。
応募作品から、改めて暮らしの中で「でんきのあかり」がもたらすぬくもりを感じることができました。

- 【長嶺 修 審査委員】
- 今回も沢山のご応募をいただき、1,400点を越える作品からの審査となりました。
年々、作品レベルが向上していく嬉しい現状に、主催者としてはできるだけ多彩な秀作へ「ひかり」を当てたいとの思いもあり、昨年度の26作品から40作品へと入賞作品を増やすことといたしました。
審査に際しては、コロナ禍の始まりから二年余り、人との交流が制限され、苦難が続く世の中においても、人々の力強さ、溢れる温かみ、そして優しさを皆さまの家庭や地域における多くの生活シーンから感じることができました。また、昨今の世界情勢を思うと、夜景のあかりのありがたさや“幸せ”を改めて感ずることにもなりました。
当社が日々お届けする電気。その電気が作り出すひかりの“あたたかさ”や“華やかさ”そして“安心感”が皆さまの生活の随所に行き届き、寄り添っていることも再認識させていただきました。
スマートフォン・タブレットといったハード、SNSなどといったソフト、両面における進歩は、見て、体験したワンシーンを切り撮り、共有する世界を益々隆盛させていくことと思います。その中においても当コンテストが変わらず多くの皆さまに愛され、親しまれ続けるよう主催者として努めてまいります。
次回もまた素敵な作品との出会いを楽しみにしています。