混雑緩和希望者提起による系統増強プロセスの概要
1.混雑緩和希望者提起による系統増強プロセス(以下、「混雑緩和プロセス」という。)とは
- ●系統連系希望者は、ローカル系統へのノンファーム型接続適用により、系統混雑時の出力制御を前提に、系統増強を待つことなく連系が可能となっている。なお、系統増強については、一般送配電事業者及び配電事業者が費用便益評価※1を基に系統増強の実施を判断することとなっている。
- ●混雑緩和プロセスとは、一般送配電事業者及び配電事業者の費用便益評価を基に増強実施の判断がなされなかった※2ローカル系統に対して、混雑緩和希望者の提起により系統増強を行うプロセスであり、増強対象区間に連系する追加混雑緩和希望者を募り、増強工事を進めることを基本とする。
- ※1:発電等設備の設置に伴う電力系統の増強及び事業者の費用負担等の在り方に関する指針(以下、「費用負担ガイドライン」という。)の「5.増強等の計画によるローカル系統の増強等に係る費用負担の在り方及び増強規律」に記載の費用便益評価
- ※2:費用便益評価の結果、増強による便益(B)が費用(C)を下回る(B/C<1)場合
2.混雑緩和プロセスの概要
