電気をつくる

電気をつくる

お客さまの暮らしや経済活動に不可欠な電気を安定的に供給することが、電気事業者としての原点であり、当社の基本的な使命です。当社は、将来の需要に対する安定供給の確保を前提に、エネルギーセキュリティ、経済性および環境対策などを総合的に勘案し、効率的な発電設備の増強を推進していきます。

沖縄県の電力消費

2020年度の沖縄県内の電力使用量は約77億kWhとなりました。最大電力は、157万2千kW(送電端)となり、当社設立時(1972年度)の約4倍まで増加しています。長期的な電力使用量は、人口の伸びに伴うお客さま数の増加や県経済の着実な振興・発展を背景に緩やかな増加を見込み、2019~2030年度までの年平均伸び率を+0.5%と想定しています。

モノレール
最大電力と需要電力量の推移

電源設備の増強

当社が電力を供給する沖縄県においては、地理的・地形的および電力需要規模の制約などから、水力・原子力の開発が困難であるため、電力のエネルギー源を化石燃料に頼らざるを得ません。

当社はこれまで、主に石油火力および石炭火力を用いて沖縄県の電力需要を支えてきましたが、これに加えて、2012年、2013年にはLNGを燃料とする吉の浦火力発電所1,2号機が営業運転を開始しました。これにより、使用燃料が石油、石炭およびLNGの3種類に多様化し、エネルギーセキュリティーの向上を図ることができました。

また、石油や石炭に比べCO2排出量が少ないLNGを用いることで、地球温暖化対策への取り組みも強化されました。

燃料種別発電電力量構成比

吉の浦火力発電所

吉の浦火力発電所は、電力の安定供給および地球温暖化防止に向け温室効果ガス削減を図ることを目的に、当社初の液化天然ガス(LNG)を燃料とするコンバインドサイクル発電方式を導入しました。

吉の浦火力発電所

吉の浦火力発電所

LNGコンバインドサイクル発電システム