「ひかりの風景」デジタル写真コンテスト
多くの皆さまにご好評いただいた「おきでんイルミネーション大賞」のコンセプトをさらに発展させ、より多くの県民の皆さまに「電気のひかり」が持つ“あたたかさ”や“華やかさ”、“安心感”などに触れていただけるよう、どなたでもお気軽にご参加いただける、おきでん「ひかりの風景」デジタル写真コンテストを創設しました。
お知らせ
第13回おきでん「ひかりの風景」デジタル写真コンテスト入賞作品を発表!応募総数1,526作品の中から、以下の26作品が入賞作品に選ばれました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
大賞
優秀賞
一般部門
「暮らし」
「夜景」
「沖縄」
ジュニア部門
奨励賞
一般部門
「暮らし」
「夜景」
「沖縄」
ジュニア部門
特別賞
審査委員講評

- 【大城 信吉 審査委員長】
- 第13回おきでん「ひかりの風景」デジタル写真コンテストは、長引くコロナ禍の中で自粛生活を余儀なくされ、応募件数が激減するのではないかと気にしていましたが、事務局の広報活動の成果もあり、昨年よりも400点以上も多い1,500点余の応募がありました。
コロナ禍で日常生活が閉塞している中で家族写真がたくさんあり、改めて写真はいつでもどこでも楽しめるツールの一つだと気づかされました。
スマホの性能・画質が年々向上し、SNS等で「いいね」と評価されるのに慣れ親しんでいる時代、デジタル画像で気軽に応募できることも年々応募者が増える要因かなと思います。
審査は4者4様の個性と感性を持った審査員が画像データで選出した作品を最終審査でプリント出力して互選します。入賞作品はバラエティに富んだレベルの高い作品が揃いました。応募点数が増えたので入賞作品も昨年の21点から26点に増やしましたが、惜しくも入賞出来なかった作品の中にも秀作が数点ありました。
また、応募するテーマの選択ミスで賞候補に選択できなかった作品もありました。折角撮った傑作がテーマの選択ミスで入賞を逃がすことのないように注意しましょう。
全自動でピントも露出もきれいに映る時代、主役・脇役・シャッターチャンス・光の状態等に気を付け、沢山撮った中から心に残る一枚を選び出す習慣を心掛けて下さい。

- 【新里 義和 審査委員】
- コロナ禍で各種イベントの中止が相次ぐなか、「ひかりの風景」デジタル写真コンテストも今回ばかりは応募者が少ないのではないかと懸念しておりましたが、フタを開けてみれば応募総数1,526作品。昨年の1.38倍もの作品が集まったとのことで大変驚きました。応募者の増加は主催する側には喜ばしいものですが審査する側は大変です。「暮らし」「夜景」「沖縄」「ジュニア」の各部門で今年も例年にも増して激戦となりました。
その中で見事に大賞を射止めたのは、なんと13歳の里 太一君の「雨の日」。自宅の入り口でしょうか、冷たい雨の中、帰宅を急いでやっと着いた階段の登り口。全体的に青の寒色系の色合いの中に建物の暖かな黄色い電気の光と半分開いたドアが安心感を与えてくれています。「ただいまー。」と自宅へ駆け上がりたいところを一瞬立ち止まって、写真に収めてくれました。「濡れた地面に反射した景色がキレイでした。」と短いコメントが付いていますが、里君は、左右対称の光が地面にも反射して美しい景色を作っている事に瞬時に反応したのです。
ゴッホの言葉に「美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ。」というものがあります。一般の写真とジュニアの写真の大きな違いはまさにそこです。里君の写真はそんなことに気づかせてくれます。

- 【普久原 均 審査委員】
- 光には多彩な表情があり、ニュアンスがあります。その微妙な組み合わせでかろうじて成立した一瞬を切り取る。風景や背景も計算し、絶妙な構図で見せる。今回、撮影技術のあまりの高さに圧倒されました。
今回の応募は過去最多を400件ほども上回ったと聞きます。事務局の努力で広く告知されたこと、コロナ禍で在宅時間が多かったことが大きいと思いますが、近年、デジタル写真のすそ野が爆発的に広がったことも背景にあるのでしょう。フィルムが貴重でコマ数に限りがあった時代と異なり、スマートフォンとデジタルカメラの普及で誰でもいつでも何度でも、気軽に撮影できる環境があります。インスタグラムでそれを発信する機会もごく一般的になりました。体験を積んでいるからこそ、これほど見事な作品群になったのではないでしょうか。
特にジュニア部門の質の高さに驚かされました。中学生が大賞を獲得したのが象徴的です。多くの作品に魅了され、選びかね、悩むこともしばしばでした。今後が楽しみでなりません。

- 【長嶺 修 審査委員】
- 今回も沢山のご応募をいただき、実に1,500点を越える過去最高の作品数となりました。入賞された作品は言わずもがな、惜しくも入賞に届かなかった作品も、その出来映えに魅了され難しい審査となりました。特にコロナ禍の今に響く、溢れ出る温かみ、絆、ストーリーを感じさせる作品が多かった印象です。
このような時も、電気の作り出すひかりの“あたたかさ”や“華やかさ”そして“安心感”が皆さまひとり一人の暮らしに寄り添っていることを感じることができ、電気をお届けする仕事に携わる者として大変嬉しく思っています。
また、本コンテストが皆さまに楽しみ、癒しを感じていただける“ひととき”をご提供できたのではないかと、ささやかながら自画自賛している次第です。
今回の大賞はジュニア部門から選出されました。スマートフォン・タブレットを駆使して撮影された写真は、まさにデジタルネイティブな世代を感じさせる作品であり、デジタル技術の進歩とともに、本コンテストもさらなる発展を遂げることを予感させるものであります。
今後も変わらず多くの皆さまに愛され、親しまれるよう主催者として努めてまいります。次回もまた素敵な作品との出会いを楽しみにしています。