科学技術週間イベント「親子科学教室」

科学技術週間イベント「親子科学教室」

具志川火力発電所では、4月22日(日)に文部科学省が推奨する科学技術週間の一環として「親子科学教室」を開催し、総勢197名の方々に参加して頂きました。今回も工作を作る前に、発電所のビデオや火力発電実験器を使っての実験で、子供たちや保護者の方々に発電所についての理解を深めて頂きました。また講師には、沖縄県高等学校物理教育研究会の先生方をお招きし、「音を見るパイプ」、「発泡トレイ三線」、「カラスとニワトリの声」、「鳥笛」の工作を行いました。

音を見るパイプ作りでは、ホースをつなぎ合わせる作業が子供だけでは難しかったようで保護者に手伝ってもらいながら作業していました。そして出来上がったパイプにむかって思いきり大きな声で叫び、中のビーズを振動させ自分の声を目で見て楽しんでいました。

発泡トレイ三線では、三線の弦になるゴムを結ぶ作業が細かく難しかったようで保護者に手伝ってもらう姿も見られましたが、低学年のお子さんでも比較的簡単な工作で早々と仕上げて三線の音色を奏でていました。

カラスとニワトリの声作りでは、コップにぶら下がったたこ糸をこする時の摩擦音がコップに響くことで音が鳴り、またコップの形状の違いで音の変化が異なり、本当のカラスやニワトリの鳴き声に聞こえるいうことで会場からは「本物みたい!」と感動する声も聞こえました。実際自分の作った作品のたこ糸をこすり兄弟や保護者の方に鳴き声を聞かせ「カラスに聞こえる!」「ニワトリに聞こえる!」と言われ嬉しそうな表情の子供たちの姿が見られました。

鳥笛の工作ではフイルムケースに水を入れストローをさしただけのシンプルな工作でしたが、ストローの加工作業が少し難しく上手くできずに何度もやり直しているお子さんもいましたが、上手くできた時にはストローに息を吹き込み小鳥のさえずりのような音を鳴らして、ストローの角度を変化させ音の違いを楽しんでいる姿も見受けられました。

今回の工作は特に身近にある材料で作れるものが多く、保護者の方からも「これは家にある○○で作れそうだね!」という声も聞こえて来ました。また、子供達が材料をもらいに行っている間に保護者の方はお子さんの作った工作を触り音を鳴らして楽しんでいる姿も見られ、子供だけでなく大人も楽しんでいる様子があちらこちらで見受けられました。

今回の施設見学会は午後の部は天候不良の為行えませんでしたが、午前の施設見学会や、電気科学館見学やプリクラ・記念撮影会なども楽しんで頂きました。具志川火力発電所では、これからも地域の皆様や子供達との交流を深め、子供達が科学に興味を持ち楽しく学べるイベントを企画していきたいと思います。

イベント風景