ポイント

省エネルギー効果の高い空調・給湯一体型の電化設備を導入し、稼働1ヶ月で省エネ・省コスト化と環境負荷の低減を実現。

施設の様子

重油の使用量が削減でき、管理やメンテナンスの利便性も向上。環境に優しいホテルとして今後もエネルギーの効率化に努めたい。

南城市佐敷の小高い丘に建つ「ウェルネスリゾート沖縄休暇センター ユインチホテル南城」。琉球赤瓦が印象的な沖縄屈指のウェルネスリゾートは、緑の森に囲まれた広大な敷地から中城湾と太平洋が一望でき、レジャープールや屋内温水プールなどの施設も完備。平成24年4月には、およそ500万年前の地層から湧出した「天然温泉さしきの猿人の湯」が加わり話題となっています。(およそ500万年前に猿人が存在した時代の地層から湧出したため猿人の湯と命名)

同ホテルでは、これまで空調・給湯設備の熱源を重油主体で賄ってきましたが、設備の経年劣化や重油価格の高騰を機に、経済産業省の「住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業」制度(補助対象経費の1/3以内補助)を活用し、省エネルギー効果の高い空調・給湯一体型の電化設備を平成24年1月に導入。その結果、従来の空調では捨てていた熱を回収し、給湯系統に有効利用することでエネルギーの無駄を省き、稼働1カ月で省エネ・省コスト化と環境負荷の低減を実感しています。

お客さまの声
事業管理部長 石垣 信義さま

事業管理部長

石垣 信義さま

(平成24年当時)

南城ユインチ鉱山所長 大見謝 恒慈路さま

南城ユインチ鉱山所長

大見謝 恒慈路さま

(平成24年当時)

当ホテルで、重油主体の空調・給湯設備から空調・給湯一体型の電化設備へと更新した経緯は、設備の経年劣化をはじめ、燃料価格が世界的にも不安定で長期計画が立てにくいという運営上の課題と環境対策がありました。電化設備導入により、冷房の排熱を温水プールや給湯に回すことでムダを排除でき、導入から1カ月で経費の削減を実感。燃料補充の立ち合いも減り、スタッフの負担と燃料貯蔵タンクの保管リスクも低減。国の補助制度活用でイニシャルコストも抑えることができました。将来的には、温泉と共に排出される水溶性天然ガスをエネルギーとして活用することも予定しており、「天然温泉さしきの猿人の湯」オープンの平成24年4月以降は更なるコスト削減に期待しています。

沖縄県のリーディング産業である観光を担う立場として、大型施設である当ホテルも地域環境への配慮を心掛けていますが、その点でも大きく貢献できたものと自負しています。

設備会社さまの声
株式会社 洸陽電機 代表取締役専務 乾 正博さま

株式会社 洸陽電機 代表取締役専務

乾 正博さま

(平成24年当時)

企業では設備の老朽化に対して、「更新費用が必要(減価償却費が上がる)ではないか」といったネガティブな捉え方をされる傾向があると思います。しかし実際は設備全体を見直して経費削減できるチャンスにもなり得ます。

老朽化設備=非効率機器に対して最適な省エネ設計を行うとともに、補助金の活用を検討したりすることで、経費削減の実現性はさらに高まります。

ユインチホテル南城さまにおいては、冷凍機用クーリングタワーの排熱利用や温泉熱の排熱利用(入浴には高温すぎる温泉熱を熱交換器により給水予熱に有効利用)を行い、給湯のボイラー燃焼の低減に努めた設計を行いました。加えて補助金の活用、機器をリース方式にすることで、導入後の経費を低減することに成功しました。

主な導入機器
主な導入機器
お客さまプロフィール
ユインチホテル南城

ウェルネスリゾート沖縄休暇センター

ユインチホテル南城

〒901-1412 沖縄県南城市佐敷字新里1688

TEL:098-947-0111

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エネルギーについてお気軽にご相談ください。 0120-586-391
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