中城村初となる導管による天然ガス供給を受けることで、安定的な工場稼働が実現。
エネルギー使用状況の分析によりボイラ容量を見直し、最適容量の設備を導入(最大能力16t/h⇒15t/h)。
重油から天然ガスへの燃料転換で燃料費を年間約5%コストダウン。
重油から天然ガスへの燃料転換によるCO₂削減効果は年間1,800t(セルラースタジアム約93個分の森林吸収量に相当)を見込む。
沖縄綿久寝具株式会社は昭和46年の創立以来、リネン業界のリーディングカンパニーとして離島を含め5つのリネン工場を展開。「心」という社是のもと、リネンサプライ事業を通じて病院やリゾートホテルをはじめとする県内全域の多様な施設へ、快適さと健康をお届けしています。


環境性の高い天然ガスへの燃料転換で補助金を獲得
経済産業省補助金「エネルギー使用合理化事業者支援補助金」を活用し、燃料転換にかかる設備導入費用のうち1/3を削減できました。


生産部 部長
照屋 寛守さま
(平成28年当時)
エコキュートの導入でコストダウン、作業効率アップを実現
天然ガスは本土のグループ会社でも採用実績があり、その良さは聞いていました。今回の設備更新にあたり沖電のエネルギー診断を実施していただき、更にボイラメーカーの三浦工業の協力を仰ぎながら最適なシステム構成に設備更新することが出来ました。
また、沖電のサポートを受けて国の補助金を活用できたのも天然ガスへ燃料転換する大きな後押しとなりました。
これまでは毎月入札にて決定されたA重油の受け入れを週に1度実施していましたが、燃料転換後はそういった作業も不要となり大変助かっています。天然ガスは窒素酸化物や硫黄酸化物の排出も少ないとのことですので、数年に1度実施していた煙突周りの補修やペンキの塗り直しの手間と費用の低減も見込んでいます。また燃料価格が安定している点も大きなメリットですね。
当社は本島内に当該中城工場を含む3か所、離島にも2か所工場があり、今後他の工場においても燃料転換について検討したいと思います。


蒸気ボイラ(3t/h×5台)


