病院・医療施設

課題

災害時に医療を継続できる、信頼される地域の拠点病院にしたい。

厨房施設の徹底した衛生管理とスムーズな運営、また HACCP に対応した厨房を目指したい。

空調コストの低減に加え、熱源設備の所有・運営を事業者に任せて病院経営に集中したい。

提案
災害時でも医療を継続できる、地域の拠点病院を目指します。

BCP(事業継続計画)に対応しながら、通常時でもランニングコスト低減に繋がるシステム。

台風、地震、津波など、災害時は更に病院の必要性が高まり、医療の継続性が地域住民の命を守るカギとなっています。

沖縄電力グループは、病院が災害時の地域の災害医療拠点として、地域の皆さまを守り信頼されるように、病院運営をサポート致します。

何日分のエネルギーストックが必要なのか、最適な院内エネルギーシステムを検討。

お客さまのエネルギー使用量や立地環境を踏まえ、調達可能な燃料種の選定、燃料種ごとの調達リスクなどを検討します。

その上で、災害時にどのような医療を提供したいのかを相談しながら、医療を継続する為に必要な日数分のエネルギー量や最適なシステムの検討を行います。

系統電力の二重化に加え、自家発電を組み合わせることでエネルギーリスクを分散化。

電力の二回線受電と天然ガスコージェネレーションを組み合わせ、エネルギーリスクを分散することで、災害時でも最低限必要なエネルギーの確保が可能になります。

また、天然ガスコージェネレーションからの排熱を利用することで、通常時のランニングコスト低減を実現します。

電気と天然ガスの最適なシステムの導入により、電力・空調・給湯負荷に対するエネルギー源の分散化を図ることで、災害・緊急時においても安定的な営業の継続に繋がります。

システムフロー図(例)

電化厨房の導入で、クリーン&スムーズな厨房を実現。

病院は、患者さまに安全な食事を提供する大切な役割も担っています。電化厨房の導入で、食中毒発生を抑えるドライ厨房の実現やゾーニングといった衛生面の対策はもちろんのこと、厨房で働く職員の環境づくりや効率化への取り組みを、より強化でき、より良い厨房環境を実現できます。

電化厨房の特性

安全な食の提供と厨房環境の向上が求められている現代、HACCP※管理に基づく厨房の衛生管理や快適な調理環境を実現できる電化厨房が注目を浴びています。

※HACCPとは

HACCP(危害分析・重要管理点)概念とは

HACCP(ハサップ)方式とは、原料となった食物の育成・収穫から加工・製造、さらには人の口に入るまでの全工程において微生物危害・危険性を明確にし、その危害を制御する為の管理点や方法を確認し(HA:危害分析)重点的に監視(CCP:重要管理点)および記録する方式で、特定の CCP で異常が発見された場合は、対策を講じたうえで検証(確認試験)を行います。この方式による現場においてもっとも重要となる衛生管理方法は、厨房内環境を含めた調理上の温度と時間による管理(T・T 管理)です。また日常平易に行うための工夫(作業チェック表などの帳票類等)が、各施設における HACCP 実施の鍵です。

最新の「ニュークックチルシステム」の導入でさらなる効率化

加熱調理したものを直ちにチルド状態に冷却し、そのまま保存が可能な「ニュークックチルシステム」の導入で、調理の効率化や安全で温かい食事のスピーディーな提供が可能になります。

ニュークックチルシステム

ドライフロアとゾーニングで、HACCP の理念に対応した衛生管理の実現

ドライフロア

電化厨房は直火による燃焼がないため、油煙や水蒸気が出にくいという特性があります。

また、床面がいつも乾燥していることから、温度・湿度管理がしやすく、食中毒の原因となる細菌の繁殖を抑えることができます。

ゾーニング

ドライ仕様の厨房内を汚染、非汚染区域の明確なゾーンに分け、作業エリア別にゾーニングすることで、細菌増殖の抑制と交差汚染の防止など安全管理を徹底することができます。

電化厨房を導入したゾーニング例

沖縄の気候特性を踏まえた空調システムと最適な運用による、空調コストの低減。

病院のエネルギー使用量の大部分を占める空調コストの低減は、年間を通じて空調負荷が高い本県では特に重要になります。沖縄電力は県内のエネルギー事業者としてこれまでのノウハウを活用し、本県の気候特性をふまえた効率的なシステム・運用を検討しコスト低減策をご提案します。

空調コストの低減

沖縄の気候特性に合った空調の最適化を検討し、ベストミックスシステムな空調システムをご提案します。

また、補助動力(ポンプ、冷却塔)まで含めたシステムCOPの高効率化を図り、省エネ運転を目指します。

初期投資の負担軽減に加え、設備保有から建設・運転・保守までをアウトソーシングし、本業である病院経営に集中。

熱源設備の導入やその運営、保守については、エネルギーに関する専門的な知識やスタッフが必要になります。沖縄電力グループでは、これまで培ったエネルギーに関するノウハウを活用し、お客さまに変わってエネルギー設備の導入、運転から保守、緊急時対応までを担うことで、お客さまは本業に注力できるようサポートさせていただきます。

初期投資低減策で、負担の少ないエネルギーの効率化

最新鋭の高効率熱源設備は、ランニングコストや省エネ効果を期待できる一方、初期投資がネックとなりがちです。その為沖縄電力グループでは、お客さまの初期投資負担を軽減するサポートを行っております。例えばお客さまに最適な補助金のご提案やファイナンスサービスの検討等、お客さまがより負担なくエネルギーを利用できるよう、一緒に取り組んでいきます。

アウトソーシングで病院経営に集中(ESP: エネルギーサービスプロバイダ)

ESP とは、お客さまがご利用になるエネルギーを設備の所有や運営等も含めたエネルギーサービスとして提供するアウトソーシングサービスです。

初期投資や設備の運営、燃料調達まで、エネルギー利用に関する全てを当社グループでサポートします。エネルギー利用のアウトソーシング化により、経営・人材の本業への集中と緊急時の対応まで含めたリスク回避が可能となります。

エネルギーについてお気軽にご相談ください。 0120-586-391
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