ポイント

供給安定性に優れ価格変動が比較的少ないLNGへ燃料転換することで、長期的な安定経営を実現

サテライト設備は1/2、ボイラ設備は1/3に補助金を活用し、イニシャルコストを軽減

 有限会社比嘉酒造は1948年の創業。同社が作る泡盛は、これまでモンドセレクション13年連続金賞受賞、国際優秀味覚コンクールでも6年連続8度目の三ツ星を受賞するなど、国内外で数々の受賞歴を誇る泡盛メーカーです。

導入詳細
拓南製鐵 導入詳細
お客さまの声
代表取締役 比嘉 兼作さま

代表取締役 比嘉 兼作さま

取締役 比嘉 静香さま

取締役 比嘉 静香さま

製造業務管理部 玉城 清斗さま

製造業務管理部 玉城 清斗さま

 泡盛工場では、原料米を蒸す工程や瓶の洗浄などに大量の蒸気が必要です。以前は蒸気を作るボイラの燃料にA重油を使用していましたが、調達コストが不安定な点が悩みでした。そんな時に沖縄電力さんから天然ガスへ切り替えの提案をいただき、燃焼効率の良さや価格の安定性、CO2の排出量が少ないクリーン・エネルギーであることなどについて説明を受けました。その後、導入計画や試算書を確認し、導入までの道筋やコスト面のメリットが明確になったことで「これならいける」と確信しました。また、既に天然ガスを導入している企業を見学し、現場のお話を聞けたのも後押しになりました。


 導入に欠かせなかったのが補助金の活用です(※)。沖縄電力さんから補助金に関する情報を提供してもらい、書類を揃えました。沖縄は中小企業の比率が高く、モノづくりをしていく上ではこういう制度を活用しないと、なかなか前に進めない部分があると思いますね。


 稼働後は燃料コストの削減だけではなく、燃料充填の頻度が以前より減ったことで立会に要していた時間が大幅に短縮され、業務効率もかなり上がりました。

天然ガスはCO2の排出量が少ないクリーン・エネルギーですから、泡盛業界や地域にもっと普及すれば「地球環境に優しい業界や地域」という、今までとは違ったアピールもできるかもしれません。天然ガスの導入を皮切りに、より自然環境に優しい企業を目指していきたいですね。


(※)補助金の活用について
天然ガスを供給する設備(サテライト設備):補助対象経費の1/2(沖縄県)
蒸気ボイラ(A重油仕様からガス仕様に更新):補助対象経費の1/3(経済産業省)

(取材日:令和元年6月)

主な導入機器
LNGサテライト設備(天然ガス供給設備)

LNGサテライト設備(天然ガス供給設備)

ボイラ設備

ボイラ設備

お客さまプロフィール
蒸米機

蒸米機

瓶の洗浄機

瓶の洗浄機

敷地内のショップ外観

敷地内のショップ外観

ショップ内に展示された泡盛など

ショップ内に展示された泡盛など

地下倉庫の泡盛甕

地下倉庫の泡盛甕

有限会社比嘉酒造

〒904-0324 沖縄県読谷村字長浜1061


098-958-2205


Webサイト 有限会社比嘉酒造

google map

チラシを見る(PDF)

エネルギーについてお気軽にご相談ください。 098-877-2341
TOP