【牧港ガスエンジン発電所の概要】
- ・発電所の名称:牧港ガスエンジン発電所
- ・所在地:沖縄県浦添市牧港五丁目2番1号
- ・発電設備:ガスエンジン発電設備
- ・使用燃料:天然ガス
- ・発電機出力:45,000kW(7,500kW×6基)
- ・LNG貯槽容量:2,000t
火力電源のCO2排出削減に向けて、県産バイオマスの混焼拡大やCO2排出量の少ないLNGの利用拡大等に加えて、水素・アンモニア等のクリーン燃料の利用拡大に向けて取り組んでまいります。
当社は、吉の浦マルチガスタービン発電所(中城村、定格3.5万kW)における水素混焼発電実証を2024年3月13日から開始しました。3月14日に実施した試験において、定格出力で体積比30%の水素混焼を達成しました。国内事業用既設火力発電所における水素混焼(体積比30%規模)としては、全国に先駆けた※取り組みとなります。
本実証は、当社が2050年CO2排出ネットゼロの実現に向け策定したロードマップの柱の一つ「火力電源のCO2排出削減」における「クリーン燃料の利用拡大」に寄与する重要な施策の一つであり、水素混焼発電の運用技術確立を目指し、引き続き検証を行ってまいります。
また、当社が沖縄エリアにおける水素利活用のファーストムーバーとなることで水素社会構築に積極的に寄与するとともに、持続可能なエネルギーシステムを構築し、エネルギーの安定供給と地球温暖化対策の両立に向けた取り組みを進めてまいります。
※ 当社調べ(国内事業用既設火力発電所における水素混焼実証(体積比30%規模)として)
次世代を担うクリーン燃料の一つとして位置付けられる水素を活用した発電や水素社会構築に関する当社の積極的な取り組みを情報発信し、広く認知していただくためにロゴマークを制定しました。
水素の化学式をシンボライズし表情をつけた親しみやすいデザインとしています。
環境に配慮した同発電所は、石油や石炭と比較しCO2排出量が少ないLNG(液化天然ガス)を使用しており、当社が2050年CO2排出ネットゼロに向け策定したロードマップの柱の一つ「火力電源のCO2排出削減」における「石油からLNGへの転換」「LNGの利用拡大でCO2削減」および「LNG電源の機動性の良さを活かした再生可能エネルギーの出力変動への対応」への貢献が期待されます。
当社は、沖縄のエネルギーを支える事業者として、引き続き沖縄地域における安定供給および地球温暖化対策の両立に取り組んでまいります。