おきでんグループの国際協力

おきでんグループは、事業をとおして培ってきた技術やノウハウをいかし、電気事業における国際協力や技術支援を積極的に行い、グローバルに低炭素社会の実現へ貢献していきます。

太平洋島しょ国へのハイブリッド発電システム導入プロジェクト

本プロジェクトでは、その国の再生可能エネルギーの導入状況を踏まえたディーゼル発電機の適切かつ経済的な運用・維持管理に加え、電力系統の安定化を前提とした再生可能エネルギーの適切規模での導入・運転支援を行い、ハイブリッド発電システムの導入を推進しています。

現在は、関係機関のエンジニアや技術職員に対し技術支援や実地訓練を実施するフェーズ1から、育成したトレーナー(フィジー)によるその他の国での研修実施や各国におけるセミナーの開催等を実施するフェーズ2へ移行しています。

なお、フェーズ1の活動についても継続して実施しています。

※ハイブリッド発電システム…ディーゼル発電機と太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを組み合わせて運用するシステム

キリバスでのディーゼル発電機のメンテナンス研修

キリバスでの
ディーゼル発電機の
メンテナンス研修

ミクロネシア連邦での研修

ミクロネシア連邦での
研修

ツバルでの実地研修

ツバルでの実地研修

トンガ王国への可倒式風力発電設備納入

(株)プログレッシブエナジーは、貿易商社の西澤(株)とともに日本政府によるトンガ王国向けODA(政府開発援助)の無償資金協力案件「風力発電システム整備計画」を受注し、 これまで、当社の可倒式風力発電設備設置や保守管理で培ってきた知見や経験をいかし、可倒式風力発電設備(5基)を2019年6⽉にトンガ電⼒公社へ納入しました。

シカ副首相への表敬訪問

シカ副首相への表敬訪問

トンガ王国へ納入した可倒式風力発電設備

トンガ王国へ納入した可倒式風力発電設備

シードおきなわ合同会社設立

シードおきなわ合同会社

おきでんグループでは、これまで、地球温暖化対策や離島におけるコスト低減の観点から、太陽光発電と風力発電の導入を推進するとともに、 蓄電池等を用いた系統安定化技術の開発に長年取り組んで得た知見を、沖縄と同様の問題を抱える海外の島しょ国の発展に貢献すべくコンサルティング等の分野において活用してきました。 世界的にも地球温暖化対策への社会的な要請が一層高まる中、おきでんグループの強みを活かした海外事業展開を目的に「シードおきなわ合同会社(SeED Okinawa LLC)」をグループ5社と共同で2021年4月30日に設立しました。 これまで以上に、世界を舞台に持続的可能なエネルギーの開発に貢献してまいります。

クリーン開発メカニズム(CDM)の活用

当社は地球温暖化対策の一環として、京都議定書第一約束期間(2008~2013年)に続き2015~2020年までクリーン開発メカニズムなどを活用した世界銀行の炭素基金へ出資してきました。

これらの出資を通じ、開発途上国における温室効果ガス排出削減プロジェクトに積極的に加わることで、地球規模の温暖化防止に貢献、寄与できたと考えています。

新着情報 パラオ共和国における環境省都市間連携事業の共同実施について
(2022年11月16日)

浦添市と当社が締結しているエネルギーや環境等の取り組みに関する包括連携協定に基づき、沖縄県で培った再生可能エネルギーのノウハウを海外の島嶼圏に広げていくことを目的に、環境省の「浦添市・アイライ州都市間連携による持続可能な再生可能エネルギーの支援業務」に参画することになりました。

同業務は、浦添市と沖電グループのシードおきなわ合同会社及び株式会社ネクステムズ、日本エヌ・ユー・エス株式会社が連携して行うもので、環境省都市間連携事業を県内の自治体と企業が実施するのは初のケースとなります。

本業務を通じて、浦添市が「環境基本計画」や「地球温暖化対策実行計画」に基づく諸施策を通して得た経験の共有を図る他、沖電グループが有する再生可能エネルギーのノウハウとして、可倒式風力発電の適地調査や、第三者所有型の太陽光パネルおよび蓄電池無償設置サービス(PV-TPO)の普及モデル及び商業施設等でのエネルギーサービスモデルの検討等を行います。これらの検討結果を基に、アイライ州における再エネ導入拡大に向けた取り組み施策を提案し、持続可能な環境配慮型都市の実現に寄与してまいります。