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若手×先輩社員座談会

― 若手社員と先輩社員が語る、
おきでん社員のリアルとキャリア ―

おきでん社員の社員同士のつながりや
働く価値観はどのようなものなのか。
今回は若手社員と先輩社員の4名に、
仕事を通してのコミュニケーションや
自身のキャリアについて話してもらいました。

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渡真利 和慶/新原 正太郎/﨑田 慶子/宮尾 晃太
渡真利 和慶

2004年入社
発電本部 発電部
発電企画グループ

新原 正太郎

2022年入社
発電本部 発電部
発電企画グループ

﨑田 慶子

2003年入社
経営戦略本部 企画部
調査グループ

宮尾 晃太

2023年入社
経営戦略本部 企画部
調査グループ

業務のこと

﨑田 慶子サムネイル
﨑田
私の所属する企画部調査グループは短期、長期に渡って電気がどのくらい使用されるのか想定する需要想定、そして実際に使用された月々の電気使用量等の分析を行っています。また、電気使用量等は、気象影響のほか、経済・社会状況の影響を受けることから、沖縄県の経済・社会動向に関する情報収集や調査を行い、需要想定や実績分析に活用しています。需要想定は沖縄電力の経営計画の基礎となるもので、発電所などの設備の建設時期や規模などを策定する設備計画をはじめ、燃料計画、販売計画や収支見通しなどの前提となる大事な仕事です。また、島嶼県である沖縄県は数多くの離島を抱えており、沖縄本島と電気的に繋がっておらず独立した電力系統であるため収支に与える影響も小さくないことから、それぞれの島の需要想定が非常に大事になってきます。
宮尾 晃太サムネイル
宮尾
僕は昨年入社し、崎田さんと同じ調査グループに配属となり2年目になります。主に需要想定を担当しており、入社1年目は工場や浄水場といった需要規模が大きい産業用電力の需要想定を担当しました。今年は離島でも需要規模の大きい宮古島の担当となり、責任とやりがいを感じています。観光業が好調な宮古島はホテルの建設ラッシュで今後の需要の伸びを予測することが難しいため、今年の7月から8月にかけて崎田さんと宮古島で現地調査を行いました。ずっと机上でやる業務だと思っていたのですが、関係者へのヒアリングや島内を巡り、現地の勢いを感じることも重要で醍醐味だと思います。
渡真利 和慶サムネイル
渡真利
私の所属する発電部発電企画グループは、沖縄本島の将来的な電源計画を策定する部署になります。当社が電力を供給する沖縄県においては、地理的・地形的および電力需要規模の制約などから、水力・原子力の開発が困難であるため、電力供給の大半を火力電源に頼らざるを得ません。また、近年は安定電源として認識されるようになってきた蓄電池の導入検討も進めています。その中で私たちのチームは、社内外の様々なデータを基にシミュレーションや様々な分析を実施し、電源計画を策定しています。需要想定や燃料計画が大事な材料になっているほか、安全性を大前提に安定供給、経済効率性と環境適合などの指標を決めて、何度もシミュレーションや各種分析を重ね、それを資料にまとめ上げて、意思決定を図ることが主な業務です。
﨑田 慶子サムネイル
﨑田
私たちの仕事の成果である需要想定が、部門を跨いで電源計画に繋がり、会社の経営計画の根底を支えているということにやりがいを感じると同時に改めてその責任に身が引き締まります。
新原 正太郎サムネイル
新原
僕は入社3年目で今年の7月に牧港火力発電所から渡真利さんと同じチームに異動してきました。発注業務や会計処理といった業務のほか、電源計画のシミュレーション結果の分析やその結果に基づく資料作成を主な業務としています。発電所という電気を作る最前線から本店部門に異動してきた難しさもありますが、周りの先輩方から刺激やサポートを受けながら日々業務に励んでいるところです。
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第一印象とコミュニケーション

﨑田 慶子サムネイル
﨑田
企画部に新入社員が配属されることが久しぶりだったのでとても嬉しかったですね。宮尾さんの第一印象は、とても健康的な外見からザ・体育会系という印象でした。実際に働いてみると、筋トレがライフワークというのは見た目どおりでしたが、仕事中は落ち着いて、丁寧に業務をこなすので、いい意味でギャップがありました。自分で考えて物事を進める事ができるので、作業内容を手取り足取り細かく指示するというより、背景、目的、考え方等を伝え、仕事を進めるうえでチームとして認識の土台を揃えることを意識して仕事をお願いしています。何事にも自分ごと化し、責任感を持って仕事と向き合っているので、これからどのように成長するか楽しみです。どうすればこんな風に育つのか私の子育ての参考にしたいなって思っているくらいです(笑)。
宮尾 晃太サムネイル
宮尾
ありがとうございます。企画部は経験豊富な先輩方が働いているイメージがあったので、その中で新入社員の自分がついていけるのか最初は不安でした。そんな僕に崎田さんは「大丈夫?」とよく声をかけてくださり、常に気にかけていただいているので、そのお陰で業務もスムーズに進められています。また、業務は曖昧なまま進めないということをいつも心掛けていて、疑問が生じれば周りに聞くようにしています。ただし、緊急性が高くない内容については、一度自分で考えて自分の意見も示したうえで相談するようにしています。崎田さんをはじめ、周りの方々が親身に聞いてくれる環境なので躊躇なく報連相ができています。
新原 正太郎サムネイル
新原
僕は渡真利さんと初めてお会いした時、プロ野球読売ジャイアンツの元選手で監督も務められた「高橋由伸さん」に似ていると思ったのが第一印象でした。お話してみると、とても明るく、聡明さも伝わってきて、色々な経験を積まれてすごく仕事のできる方だろうなと高橋由伸似の顔から感じました(笑)。
渡真利 和慶サムネイル
渡真利
第一印象は初めて聞きました(笑)。新原さんは全社員が利用するコミュニケーションツールである社内ポータルシステムの自己紹介欄に「首里の神童」って書いてあったんです。面白い若手社員が異動してくるなと思いつつ警戒もしていました。でも、一緒に仕事をすると意外としっかりしていて安心しました。
新原 正太郎サムネイル
新原
「意外と」って何ですか(笑)。
渡真利 和慶サムネイル
渡真利
新原さんは資料をしっかりと細い点まで確認しており、助かっています。普段の業務においては精度の向上のためにも日頃からのコミュニケーションは大切だと思っており、普段の業務の中でいかに正確に伝えるか、そして相手に伝わっているかという点に気をつけています。発電所直員からの異動で慣れない業務に関して、ルーティン業務はしっかり覚えてもらうために資料に落とし込み、新原さんが理解しているのか表情も見ながら、わかりやすく説明するよう心掛けています。一方で、近年のAI等の技術進展により、これまでやったことがないような手法を活用する必要もあり、この場合は、一度コンセプト的なことを伝えたうえで、一緒に試行錯誤しながら取り組んでいます。既存の業務に加えて、より興味を持ってもらえるように知的好奇心をくすぐるような、ちょっとした冒険みたいなことも入れるようにしています。もちろん業務の進捗とのバランスを取りながらやっています。
新原 正太郎サムネイル
新原
そういうところが渡真利さんはすごいと思います。僕は発電所から異動してきたので、現場第一主義の発電所の交替勤務とは異なり、様々なシミュレーション等を行いながら議論、創造する発電企画グループの業務に最初は戸惑いもありました。発電企画グループでは俯瞰的にあらゆる視点で物事を判断することが求められるので、とにかく今は勉強あるのみだと思っていて、少しでも迷ったときは素直に渡真利さんに相談します。また、先ほど話した分析結果の資料はチーム内で共有し、メンバー全員に確認してもらうようにしています。わからないことが多いのでいろいろ質問しますが、渡真利さんは忙しい時でも嫌な顔一つせず丁寧に答えてくれて、本当に尊敬しています。
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社員同士のつながり、周りの社員のこと

宮尾 晃太サムネイル
宮尾
社員同士のつながりでいうと、職場での歓送迎会、忘新年会や体育推進行事のほか、社内の各サークルが主催するスポーツ大会があったり、先輩や同期と食事や旅行に行ったりと、社員同士の交流は活発だと思います。業務以外でも他部門の社員と親睦を深める機会が多くあり、そこから業務上つながることもあるので、人とのつながりは大切だなと実感しています。個性的でコミュニケーション能力の高い人が多く、色々な社員と交流する事がとても楽しいです。
﨑田 慶子サムネイル
﨑田
私と共通の趣味で盛り上がることもあるよね。宮尾さんは同期でマラソン大会に出場したり、私も前の部署ではマラソン好きのメンバーでマラソン大会に出ていて、部署内の絆がよりいっそう深まったなと思います。
新原 正太郎サムネイル
新原
発電企画グループでは、グループのビーチパーティーに参加したり、大きい電源計画が落ち着いたタイミングで打ち上げを行ったり、回数はさほど多くないですがグループ内の親睦を深める機会はありますね。プライベートも忙しい僕には合っていますね。また、渡真利さんとは出身大学が同じなので、社内の出身大学OBの集いに同席したこともあります。
渡真利 和慶サムネイル
渡真利
そうだったね。私は若い時はテニスクラブに入っていて、スポーツを通して多くの部署の人と楽しく交流してきました。また、専門分野の話になると熱量がとても高く、オンオフの切り替えがとても上手な社員が多いと思います。
﨑田 慶子サムネイル
﨑田
先輩、後輩にかかわらず魅力的な人が多いと思います。業務に関しては皆さんプロフェッショナルなので、プライドを持って仕事をしている印象です。前向きな人が多く、仕事も遊びも子育ても一生懸命な人が多いですね。
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仕事に対する姿勢と働き方

﨑田 慶子サムネイル
﨑田
仕事に対する姿勢は入社当時から変わらないと思うのですが、子供が生まれてからは働き方が変わってきました。子供が生まれる前は、すべての時間がほぼ自分のために使えるので、仕事は自分で全てやりきるようにしていましたが、子供ができてからは限られた時間の中で仕事も子育てもしなければならないので、周りの先輩や同僚に頼ることもできようになりました。最初は申し訳ないという気持ちがありましたが、周りの方々の気遣いやサポートに助けられています。もちろん私も、頼られたら嬉しいので遠慮なく相談してほしいし、困ったときはお互い様だと思っています。
渡真利 和慶サムネイル
渡真利
若いころはガツガツ仕事をしていて、どちらかというと能力を認められたいという気持ちが強かったと思いますね。今は仕事の成果がどう社会に役立つのかの視点で考えるようになりました。特に、子どもが生まれてからは、次の世代に何を繋いでいくかということも考えるようになりました。働き方については、うちも共働きなので、子供が熱を出したりしたときは交代で面倒を見ます。以前、子供がインフルエンザに罹り、看護のため3日休んだ後に自分も罹ってしまい、結局1週間休んだこともありました。そのような時でも上司や周りのメンバーがカバーしてくれるのでとても助かっています。今は在宅でリモートワークをすることも可能なので、働き方といった環境も変わってきましたね。
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キャリアについて

﨑田 慶子サムネイル
﨑田
私は大学では国際政治経済を専攻していました。就職を意識して専攻を選んだわけではなく、当時は面白い、知りたいという専攻を決めました。いざ、就活というタイミングになった時は、専攻を活かしたいという想いより、地元に貢献できる身近な商品を扱う会社に魅力を感じ、会社を絞っていきました。その中で沖縄電力と出会い、選考で対応していただいた社員が皆さんステキで、この会社で働きたいと思いました。入社当初は自身のキャリアを具体的に意識していたわけではなく、最初の配属先も私の場合は専攻とは関係のないIT部門でした。その後、うるま支店でのお客さま対応業務を経験して現在に至るのですが、一見別々に見えるそれぞれの経験が、現在の業務に活かされている事を実感しています。ITを活用した業務効率化や料金算定の考え方など、これまでに得た知識が活かされ、苦手意識を持つことなく今の業務にチャレンジできています。今振り返ってみると、後から形成されるキャリアもあると思っています。沖縄電力は仕事の幅が広いので、人事異動を通して様々な事が経験でき、思いもよらぬところで過去の経験と今が繋がると感じます。人事異動は、新しく行う業務に不安を感じるというより、今までやった事がない分、私にはまだまだ伸び代しかない、と自己成長のチャンスと捉えています。
渡真利 和慶サムネイル
渡真利
私は大学で理系専攻だったということもあり、自分の専門分野にも近い会社を探していたなか、ある程度専門性も活かせて地元にも貢献できる沖縄電力に入社を決めました。入社してからは発電所での点検・保守業務を9年、運用管理を2年、電源計画を8年やってきました。当初は現場で実際にモノに触れながら、点検業務の遂行や故障停止した機械を直して発電所を立ち上げるなど、わかりやすい充実感がありました。今は企画業務が多く、進み具合が実感しにくいこともありますが、一つひとつ検討して意見をまとめ、会社としての意思決定につながった時は、自分の仕事が会社の動きに繋がる実感があり、大きなやりがいを感じます。長期的なキャリアプランが最初から具体的に定まっていたわけではなく、目の前の業務に取り組む中で、次にやりたいことを見つけてきました。現場作業から計画業務まで、それぞれの部署で仲間と課題に取り組みながら楽しくキャリアを積むことができていると思っています。
新原 正太郎サムネイル
新原
僕は電源開発業務に関わるようになり、やり遂げたい夢に一歩近づくことができました。それは沖縄電力が目標に掲げている2050年のカーボンニュートラル達成に貢献したいということです。低コストと脱炭素の両立は非常にチャレンジングですが、皆で知恵を振り絞って検討していけば必ず達成できると思います。そのためにも、少しずつ自分のできる業務を増やしていき、常にクリーン燃料やカーボンリサイクルなどの情報にアンテナを張り、それを沖縄エリアでどう活かせられるかを考えていきたいです。また、将来的なキャリアで言うと、沖縄県に似た島嶼国へカーボンニュートラルの知見やノウハウを提供できる人財になりたいと思っていて、大きなことかもしれないですけど、だからこそやる価値があるんじゃないかなと思っています。
宮尾 晃太サムネイル
宮尾
僕は20代・30代はなるべく多くの部署を経験し、様々な角度から電力の安定供給に携わっていきたいと考えています。その中で感じた課題や疑問を自分が積み重ねてきた経験や知識をもって解決し、周りの人たちに還元できるような電力社員になれたらと思っています。
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就活生へのメッセージ

宮尾 晃太サムネイル
宮尾
就職活動は多種多様な業種の社会人と直接話すことができる貴重な場です。僕は企業を選択するときに一緒に働く人を重視していました。様々な場所に足を運び多くの社会人や就活生と交流することで就活のヒントが得られ、自分自身にマッチした企業を選択する助けになると思います。私が考える沖縄電力の推しポイントは、こうなりたいと思える先輩が多くいて、日々刺激的な環境で働けること。そして、周りから刺激を受け、自分自身も向上心を高めながら前向きに働くことができる事だと思っています。
新原 正太郎サムネイル
新原
漠然と沖縄に貢献したいと考えている方は多いと思いますが、どういった形で貢献するのか具体的にイメージして自分自身の言葉で伝えることが重要だと思います。僕は選考中から2050年のカーボンニュートラル達成に貢献したいと言い続けて、現在ありがたいことに関連する業務に携わることができています。想いだけに留めず、形のあるものにするためにも言語化する能力は磨いた方が良いと思います。僕が考える沖縄電力の一番の推しは、小規模独立系統という点です。島嶼県である故に他のエリアと電気的に繋がっていないということが、電気事業を行う上で難しいエリアと思われがちですが、だからこそ誇りや使命感を持って挑戦することができるやりがいのある環境で仕事ができることです。
渡真利 和慶サムネイル
渡真利
沖縄電力は他の旧一般電気事業者に比べると規模が小さい分、部署間で問題意識を共有しやすく、それだけ全体的な動きが見やすい会社だなと思います。また、私の経験上、人事異動を通して自分のやりたいことを見つけ、可能性を広げられるところが魅力ですね。また、労務面や健康管理といった面も充実しているので、社会人のスタートをきり、ともに人生を歩む会社として選んで間違いない会社だと思います。
﨑田 慶子サムネイル
﨑田
業務の幅が広いので様々な経験ができます。また、業務を通して国や県、市町村や県内企業などと協力し沖縄の産業を盛り上げていくこともできます。そして、何より沖縄電力の一番の魅力は人・社員だと思っているので、ぜひ、社員と会って、その仕事ぶり、人となりを感じてください。
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