ゼロエミッション
~2050排出ネットゼロを目指して~

当社は今までに培った技術を活かすとともに、新たな技術の導入により持続可能なエネルギーシステムを構築し、安定供給と地球温暖化対策の両立に取り組むことで社会へ貢献していきます。

2050年CO2排出ネットゼロの実現に向け
ロードマップを策定

当社は、総合エネルギー事業者として、地球温暖化対策を優先し対応すべき重要な経営課題の一つに掲げ、積極的に取り組んできました。

2020年12月、更なる取り組みの推進に向け、長期的な指針となる「沖縄電力 ゼロエミッションへの取り組み ~2050 CO2排出ネットゼロを目指して~」を定め、「再エネ主力化」および「火力電源のCO2排出削減」を柱とした今後30年間を見据えたロードマップを策定しています。

沖縄電力CO2排出ネットゼロ ロードマップ
CO2排出ネットゼロに向けた取り組みイメージ

コラム2050年のCO2排出ネットゼロに向けて

太陽光発電、風力発電は、発電するときにCO2を出さないクリーンなエネルギーです。将来の活躍が期待されていますが、天候や時間帯によって、つくれる電気の量が大きく変わってしまいます。

一方、火力発電は発電の指令にあわせて量の調整が自由自在。現時点では、蓄電池は高価なため大量導入が難しく、大量の電気を貯めておくことができないため、お客さまが必要なときに必要な分の電気を送るためには化石燃料を用いた火力発電が欠かせません。 火力発電は沖縄の電力供給を支える”屋台骨”ですが、地球温暖化の原因となるCO2はどうしても出てしまいます。

当社は、これまでも発電効率を向上させて燃費を良くしたり、化石燃料の中でも比較的CO2の排出が少ない液化天然ガス(LNG)を用いた発電、バイオマスを混焼した発電を導入するなど、火力発電におけるCO2のダイエットに取り組んできました。 今後、課題解決に向けた技術革新の導入に向けた情報収集もあわせて、一層のCO2排出削減に向けて努力してまいります。

また、これから当社が「2050年CO2排出実質ゼロ」を目指すにあたっては、太陽光発電、風力発電を拡大するとともに、電化の促進も重要な要素のひとつと考えています。沖縄のみなさまとともに低炭素化社会、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります。