おきでんグループの3R活動

おきでんグループでは、事業活動で発生する廃棄物の発生抑制(Reduce)、再使用(Reuse)、再生利用(Recycle)の3Rを推進し、最終処分量をゼロに近づけるよう取り組んでいます。

おきでんグループは、限りある資源を有効に活用するとともに、持続可能な形で循環利用する社会の形成を目指しています。

当社では、排出する産業廃棄物の再資源化率を95%以上とすることを目標に取り組みを進めており、2022年度の再資源化率は97%となりました。また、グループ会社においても産業廃棄物の再資源化率向上に向けた取り組みを進めています。

 

発生抑制【Reduce】

亜瀝青炭(あれきせいたん)の利用による石炭灰・石こうの発生量低減

当社は発電電力量の約半分を石炭火力発電所で発電しており、当社から発生する産業廃棄物の9割以上が石炭灰および石こうとなっています。当社では、石炭灰の発生量低減のため、低灰分、低硫黄分の亜瀝青炭を導入しており、石炭灰自社処分場の延命化、排煙処理コストの低減を図っています。

オフィスでの取り組み

IT技術の効率的な活用による業務効率化およびオフィスのレスペーパー化(紙の削減)の推進とともに、電子会議の推進に取り組んでいます。また、社員の身近な活動であるマイカップ・マイハンカチの推進などを実施することで、空き缶・ペットボトルやペーパータオルなどのオフィスごみの発生抑制にも努めています。

 

再使用【Reuse】

電線ドラムの再使用

森林減少の抑制や地球温暖化対策の一環として、電線ドラムの再使用を行っています。2021年度は540個を回収、再使用することで約134本に相当する森林伐採の抑制に貢献することができました。

電線ドラム(木製)の回収・再使用

電線ドラム(木製)の回収・再使用

電力用資機材の再使用

配電工事などで撤去されたコンクリート柱・柱上変圧器などについては、再使用の可否を判断し再使用しています。また、電力量計などの資機材については、可能な限り修理を行い再使用に努めています。

オフィスでの取り組み

リサイクルトナーの利用推進などを行っています。

 

再生利用【Recycle】

石炭火力における石炭灰・石こうの再資源化

発電に伴い発生する石炭灰や石こうは、セメント原料や土砂代替材などとして再資源化することで、有効利用を行っています。また、発電所構内の石炭灰有効利用施設では、グループ会社の沖縄プラント工業(株)により、通常の土質材料と同等の高強度、軽量性、施工性を持つ環境に安全な資源循環型人工地盤材料である「頑丈土(がんじゅうど)破砕材」を製造しております。「頑丈土破砕材」は、沖縄県リサイクル資材評価認定制度(ゆいくる認定資材)において認定されており、県内の公共工事や建設工事などで利用されています。

頑丈土製造プラント

頑丈土製造プラント

石油火力における重油灰の再資源化

発電に伴い発生した重油灰については、含有する希少金属等の回収を行うなどの再資源化を行っています。

オフィスでの取り組み

おきでんグループでは、発生した古紙を分別回収し、製紙業者によってトイレットペーパーや新聞紙などへ再生利用する古紙リサイクルの取り組みを推進しています。

古紙回収

古紙回収

〈主な産業廃棄物のリサイクル例〉

主な産業廃棄物のリサイクル例