科学技術週間イベント「親子科学教室」

科学技術週間イベント「親子科学教室」

具志川火力発電所では4月23日(日)に文部科学省が推奨する科学技術週間の一環として、「親子科学教室」を開催し、総勢219名の方々に参加して頂きました。

講師には沖縄県高等学校物理教育研究会の先生方をお招きし、「冷たい実験」をテーマに小学生を対象とした、「科学実験ショー」と「プチロケット作り」、「シャーベット作り」など、科学の面白さを教えて頂きました。

始めに発電所ではどのようにして電気を作っているのかをビデオと火力発電実験装置を使い学んで頂きました。

次にドライアイスを使った実験です。ドライアイスを入れて縛った風船を、しりとりをしながら回していきました。どんどん膨らむ風船を持つ緊張感で、うまく言葉が出てこない子や焦ってしまい「ン」の付く言葉を言ってしまう子など、ほほえましい姿が見られました。

プチロケット作りでは、ロケットの型紙を切り取り、フィルムケースに貼り付け完成です。フィルムケースにドライアイスのかけらを入れて、蓋をすると「ポンッ」と音を立てて飛び上がります。あちらこちらから「ポンッ」、「ポンッ」と音が聞こえ、1メートル以上飛び上がるロケットも多く見られました。「小っちゃくてかわいいのにすごーい」と歓声が上がっていました。また細かく砕いたドライアイスとオレンジジュースを混ぜ合わせて作った冷たーいシャーベットも大変好評でした。

液体窒素を使った実験では-196℃の世界を体験していただきました。バラの花や、ゴムボールなど割れるはずのないものが粉々に砕けたり、ふわふわのマシュマロが凍らせることによってカリカリの食感に変わったり普段ではなかなか見られない現象に驚かれていました。

他にも超伝導体の実験では、「映画の中でしか見ることのできなかった世界が現実に出来るようになるかもしれない」との言葉に子ども達は目を輝かせていました。その他、発電所の施設見学会や電気科学館の見学、プリクラ撮影会にも多くのご家族に参加して頂くことができました。

これからも具志川火力発電所では、楽しく学び、思い出に残るようなイベントを企画していきたいと思っています。