科学技術週間イベント「親子科学教室」

科学技術週間イベント「親子科学教室」

具志川火力発電所では、4月24日(日)に、小学生を対象にした「親子科学教室」を開催し、親子総勢208名の方々に参加していただきました。

今回は、沖縄県高等学校物理教育研究会の先生方をお招きし、「科学マジック」(スプーン曲げ、風船を使ったマジックなど)と「不思議なビン、引っ込み思案、ブラックウォール作り」というテーマのもと、実験ショーと工作を行いました。

科学マジックでは、聞いただけでもワクワクするタイトルのスプーン曲げや落ちない水、ふしぎなウーロン茶などの実験を行いました。スプーン曲げでは、子供たちだけでなく親御さんも一緒にスプーン曲げにチャレンジしました。スプーン曲げに成功した子は、「わぁー、曲がったー!」ととても嬉しそうに親や兄弟に見せている姿が見受けられました。また、落ちない水の実験では身近にあるあみじゃくしを利用してコップをひっくり返してもコップの中の水がこぼれないという実験を目にして、「うぁー、あれ?すごーい!」という声が聞こえてきました。また、水とほぼ同じ素材のジェルポリマーを使用した光の屈折の説明があり、その後不思議なビン作りでは、ビンにジェルポリマーと人形を入れ、そのあと水を加えることでビンいっぱいに入っていたジェルポリマーは透明になり、人形が浮いている様に見えるという不思議な現象に、親子で目を輝かせながら楽しんで作っていました。引っ込み思案では、ひもの結びや配置など難しいところは親子で協力しながら作っていました。ブラックウォール作りでは、偏光板の性質を理解した上で、3Dメガネの偏光板を貼って箱を組み立て、作り終えた箱を覗いている満足そうな親子の表情が見られました。また、ふしぎなウーロン茶の実験では、ウーロン茶に見える飲み物にある飲み物を入れると紫や黄色、いろんな色に変化するという不思議な実験を見て、子供たちからは「えー!?何で?」という声があがっていました。その後、ウーロン茶に見える飲み物はイソジンを水で薄めたもので、そこにビタミンCが入った飲料水を入れると、透明になるという性質の説明があり、色が出たのはイソジンの入った水にもともと蛍光ペンで色をつけていたからだということを知り、みなさん驚きの声をあげていました。。

参加者からは「毎年子供が楽しみにしています。これからも継続してイベントを続けて欲しいです。」というお声も頂きました。

これからも具志川火力発電所では、科学に興味を持つきっかけ作りの場として、親子で楽しめて思い出に残るようなイベントを企画していきたいと思います。

イベント風景