
環境行動レポートの信頼性を高めるため、社外の有識者からのご意見をいただきました。
ご意見を踏まえ、今後も環境保全への取り組み、また本レポートの改善を行っていきます。
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沖縄リサイクル運動市民の会 代表こがちひろし古我知 浩【プロフィール】 ○沖縄リサイクル運動市民の会設立(1983年)、代表(1985年〜) ○特定非営利活動法人エコ・ビジョン沖縄設立 理事長(2000年〜) ○環境カウンセラー(1997年〜 環境庁) ○3R推進マイスター(2008年〜 環境省) ○全国リサイクル推進功労者賞表彰 (1995年 リサイクル推進協議会・環境庁) ○沖縄県環境保全功労者表彰(2005年 沖縄県) ○琉球新報活動賞(2006年 琉球新報社) ○地域環境保全功労者表彰(2006年 環境省) |
消費者運動の視点から環境報告書の意義を考えてみたい。
1988年英国で、グリーンコンシューマーガイドという本が出版された。内容は、スーパーの環境対策をランク付けした本だ。この本の影響は凄まじく、英国内でのスーパーの売り上げ順位を逆転させるほどの社会現象を起こした。さらに翌年には、米国でも似たような本が出版された。その本では環境だけでなく、社会貢献、女性やマイノリティ(少数民族)の雇用など企業活動の全般を採点したもので、世界中の消費者運動や株式投資家にまで影響を与えた。当然、日本でも同様な本が出版された。その時初めて、我々日本の消費者は、企業の環境情報が開示されていないことを思い知らされたのだった。当時日本ではまだ、経営以外の企業情報の開示をする仕組みや法的整備もされていなかった。
その後、企業の新たな社会的役割や情報公開の必要性が議論されるようになり、同時に、我々消費者も普段の買い物が、環境や社会にどのような影響を与えているのかに関心が向くようになってきた。
さて、沖縄電力の環境報告書についてだが、現代社会に生きる私たちにとって、電気のない生活なんて考えられない状況だ。そうした意味で、私たちは沖縄電力さんに深く感謝するとともに、電気事業そのものに対して我々消費者も何らかの責任があることを忘れてはいけないだろう。だからこそ環境報告書の発行は、我々消費者にとっても意義深いものがある。
報告書は、全体的にグラフや図などがありわかりやすい編集になっているが、もう一つ欲を言えば、同業界との比較や関わりなどがあればその数値の位置づけなどがよりわかりやすいものになると思う。また社員の声の欄があり社員の顔や取り組みなどが掲載されているのも親しみやすさがあり、好感が持てる。そういえば、社員のボランティア活動への参加を促しているのも、社員の多様な生き方や地域とのつながりを豊かにするものとして大いに価値がある。今後もさらにボランティアへの参加を促進してもらいたい。そのためにもNPOや社会福祉協議会などと協力して、社員へ環境以外の多彩なボランティア情報も提供できるようネットワークの構築に努めて欲しい。
最後に環境報告書の活用について提案させていただきたい。自社の取り組みを紹介するだけでなく、沖縄県民の環境行動をより活性化させるためにも、報告書を活用した双方向のコミュニケーションを積極的に展開していただきたい。大学や環境団体、一般向けの説明会などにおいて、環境報告書を作成するためのノウハウも紹介していただければ環境の環が広がるだろう。
沖電グループが、環境を大事にしながら地域にも優しい、世界に誇れる存在であって欲しいと願っている。